- 敵の当たり判定はギルから 6~7 ドット(上 7、下 6、右 7、左 6
ドット)以内。
ただしドラゴンのブレスは 6 と 7 が逆。

なお、剣を振ってファイヤーエレメントを消す場合、
ファイヤーエレメントから 9~10 ドット(上 10、下 9、右 10、左 9
ドット)以内まで近付く必要がある。
許容範囲は上か右から近付くと 4 ドットあるが、下か左から近付くと 2
ドットしか無い。
- ギルの剣の当たり判定は剣から 7~8 ドット(上 7、下 8、右 7、左 8
ドット)以内。
剣は出し切ったときのみ、上向きは 4 ドット、他は 3 ドット前に出る。
攻撃判定は出し切り直前/直後/剣振りのときにもある。

- 交差点で剣を出していて、スライムがギルの側面に移動してきた場合、
左や下から来たスライムは倒せるが、上や右から来ると死ぬ
(上記の敵の当たり判定とギルの剣の当たり判定の差で、
敵移動時は敵の当たり判定が先)。
- 初期状態の盾の当たり判定はギルから 9~10 ドット(上
10、下 9、右 10、左 9 ドット)以内。
シールドの種類によって変わる。
剣を出し入れしている最中は、正面にも左側にも盾判定が無い期間がある。
剣出し始めから 2~3 パターン目と、剣収め始めから 2~3 パターン目。
- ミラーナイトはその時点のギルと同じ(以下では除外)
- 1 フレームあたり 0.25 ドット:ドラゴン
フレームカウンタの下位 2 ビットが 01 のときに 1 ドット移動する
- 1 フレームあたり 0.5
ドット:初期ギル/ナイト/ローパー/低速ウィスプ
フレームカウンタの最下位ビットが 1 のときに 1 ドット移動する
- 1 フレームあたり 1 ドット:
ジェットブーツ所持ギル/ゴースト/ハイパーナイトスーパー/ドルアーガ
- 1 フレームあたり 2 ドット:高速ウィスプ
- 1 フレームあたり 4 ドット:呪文
右手法/左手法で移動するキャラの、交差点における挙動について。
- ウィスプは単純に左手法(ブルー)/右手法(レッド)。
- ナイト/ローパー/ドラゴン/ドルアーガは右手法に加え、3
方向が壁に囲まれているブロック(袋小路)には入らない。
ただしギルと軸が合った場合は、ギル方向が壁でなければその方向に向く。
壁の場合はキャラによって挙動が違う。
- ナイト/ローパー:いずれかの通路へランダムに方向決定
- ドラゴン:壁を破壊
- ハイパーナイトスーパー:足踏み
- ドルアーガ:ワープ
なお、ギルと座標が同じ場合は、ギルが左側にいるものと見なす。
フレームカウンタ(周期 256 フレーム)が 0
のときに実行される処理一覧。
- 18 階と
21 階の宝箱判定。
- スライムが呪文を撃つタイミング。
- 赤タイム時にウィスプが出現するタイミング。フレームカウンタが 0
になるたびに、低速ブルー→低速レッド→高速ブルー→高速レッドが出現。
- デモ中(クレジットが 0)に 50 回フレームカウンタが 0 になる(約 3
分半)と、到達階がリセットされる(コンティニューできなくなる)。
- コンティニュー時の面セレクト中、レバー入力無しで 16 回(1
分強)、レバー入力後に 5 回(19 秒前後)フレームカウンタが 0
になると、強制的にスタートする。
- ネーム入力中、レバー入力無しで 6 回(23 秒前後)、レバー入力後に 4
回(15 秒前後)フレームカウンタが 0 になると、強制的に確定する。
- タイムの減少ペースについて。
通常時:白タイム時 2 フレームごとに 10、赤タイム時 62 フレームごとに 1
減る
毒状態:白タイム時 2 フレームごとに 60、赤タイム時 60 のときだけ
62 フレームで 1 減り、59 からは 6 フレームごとに 1 減る
- 呪文を盾で受けるのが宝箱出現条件の場合(5/10/38 階)、
ハイパーアーマーで受けても条件を満たす。
- 57
階で剣を出さずにサキュバスに触れると、
偽ブルークリスタルロッドを持たされて HP が 毎フレーム 1 ずつ減るが、
死ぬ前に扉から出ると偽ブルークリスタルロッドを持ったままになる。
58 階で HP
は減らなくなるが、一度死ぬことで偽物取得前のクリスタルロッドに戻るため、
それまでは真のブルークリスタルロッドを出せない。
- 全クリア時、1 フレームだけ操作を受け付けるので、
向きを変えたり壁を壊したりできる。
- 剣を出さずにナイトに触れた場合、HP が 2 以上のときは即死せずに
HP が 1 になる。次のフレームでも触れていると死ぬ。
- マジシャンの出現位置は、画像の 0~15
からランダムに選択。迷路外なら選び直す。

向きは基本的にギルの方向だが、
メイジとソーサラーは目の前が壁だったら通路の方へランダムに向き直す。
59 階のウィザードスーパーの 2 体目以降は「その前の番号+4 を 16
で割った余り」で選び、迷路外なら乱数を引き直す。
なお、45 階で最初から出ている宝箱の位置も、
マジシャンと同様に決定している。
- 乱数に関して。詳しくはこちら(外部リンク)を参考に。
本来この乱数発生アルゴリズムは「1
ビットの乱数」を発生するものだが、雑に 8
ビットの乱数として扱っているため、「前回の 2 倍か、2 倍+1」(を 256
で割った余り)になる。
この乱数で「X 座標=乱数×18÷256」「Y
座標=乱数×9÷256」(切り捨て)と続けて決定すると、Y
座標は多くの場合「X 座標を 9 で割った余り」となり、
斜めの直線状に並びやすくなる。
- 左端の交差点でドルアーガがギルと重なると、迷路外へワープする。
その後ギルが止まっている間はワープで往復するが、
外側に着地したときにギルを上下にずらしているとリセットがかかる。
これはドルアーガが通路を探して無限ループし、
ウォッチドッグタイマーという異常検知機能が作動するため。
- ドルアーガのワープ開始時には向きが更新されず、
ワープ終了後に更新される。このためワープで往復している時は、
後ろ向きにワープしているように見える。
- パール未所持時、左端の交差点でドラゴンがギルと重なると、
ドラゴンが左の外壁を壊して迷路外へ出る。
- 60 階でカイを刺すと、ZAP 処理が走り主要な宝物が没収されるが、
ミス時の処理を一部忘れているため続行し、
クリスタルロッドとカイがスクロールに追従しなくなる。
この時点で内部では ZAP 先の階になっているため、
その階の宝箱出現条件を満たせば出して取ることができる(11/14/16
階が該当)。
- 33 階で開始と同時に宝箱が出ることがある。
シルバードラゴンの座標決定がすぐに行われないためで、
ワークに残っている座標がギルの出現座標と一致すれば出る。
31 階のウィザードの座標と一致するか、33
階でギルの出現座標にシルバードラゴンがいる状態で死ぬなど。
- ナイトとローパーはキャラごとに出現タイミングをずらしているが、
この計算が間違っているため、その時によってずれ方が変わる。
特にミラーナイトとハイパーナイトは変化が大きい。
※プログラマ向け備考:何番目の敵かを求めるために「SUBD
#$2100」とするべきところが「SUBD $2100」になっており、1
番目の敵の XY 座標の影響を受けてしまう。
- リザードマンは基本的に剣を左手に持っているが、
上向きのときだけ右手に持っている。

- エクスカリバー取得時、一時的に 2
つ表示される(ワークの書き換え忘れ)。

- ギル出現時の表示(パレット設定)がいろいろ間違っている。
画像はイビルソード装備時で、剣が透明になっている。

- ローパーのパラメータは全色同じだが、実は色別に設定しているのに、
その直後にパラメータを上書きしてしまっている。
上書き前のパラメータは下記の通り。
色 |
HP |
点数 |
グリーン |
58 |
1000 |
レッド |
74 |
1200 |
ブルー |
90 |
1500 |
- 扉から出た時にウィスプに触れていると、
本来はウィスプが消えるべきだが、ミスのときのように残る。
- ハイパーアーマー所持かつ HP が 1
のときに、外周で消える直前の呪文を盾以外で 4
つ同時に受けると、ギルは死なずに呪文が画面に残る。
参考リンク:『ドルアーガの塔』36年目の新発見“消えない呪文”怪現象のすべて
仕組みはややこしいので詳しくは解説しないが、
- ハイパーアーマーの発動は「HP が 1
でないとき」なので、HP が 0 だと 1 に戻る
- 呪文が外周でギルに当たる位置は、外周に当たって消える 1 歩手前
- ミス時は原因となった敵の表示が残る
の組み合わせ。
- メイン BGM の赤丸の音が 1 オクターブ低くなっている。
※楽譜は「ALL ABOUT namco ナムコゲームのすべて」より。

- ドルアーガ BGM の赤枠のディレイ音のうち、
一番上の音がループ指定ミスで鳴っていない。
※楽譜は「ALL ABOUT namco ナムコゲームのすべて」より。

- 剣に関する効果音は、状況によっては 2 倍速で再生される。
これは同じワークエリアを使用していることに起因する。
たとえばハイパーガントレット所持時、
剣出し音が鳴り終わってないうちに剣振り音が再生開始されるが、
剣出し音は剣振り音に置き換わった状態になり、二重に処理されてしまう。
- ドラゴンスレイヤー未所持でエクスカリバーの宝箱を取ると、
無音で宝箱が消える。
ギルが弱くて実現困難なので、エミュレータで HP を増やして確認。
- 英語の間違い(wear-wore-worn/congratulations)。
Sidam 版も参照。


旧バージョンのみのバグ
- 左端の交差点でゴーストがギルと重なると、
ゴーストが迷路外へワープする。
- エクステンド時に敵キャラが残るなど(詳細未調査)。
※プログラマ向け備考:エクステンド処理時、処理中のキャラワークを指す
X レジスタの値を壊している。